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映画「悲しいボーイフレンド」

Posted on 03 December 2008

悲しいボーイフレンド という訳で、観て来ましたよ。主演映画「悲しいボーイフレンド」。エンドロールで、トップに名前が出た時、じーんとしましたよおいら。
先日の舞台挨拶に行かれた方のブログによると、低予算の作品のようです(やっぱり)。2月に公開になりますが、どれくらいの映画館で上映されるんだろう?平日の昼間だったこともあって、劇場ががらがらでねえ。出来るだけたくさんの人に観てもらいたいと思える映画でした。

寺脇さん演じる岩津中(あたると読む)は、独身の、製薬会社の課長。典型的な中間管理職の日本のサラリーマンという感じですね。住んでいる小さな部屋(洗濯機が回ってた!)、部下への接し方、接待。サラリーマンの悲哀ばりばりです。会社でも家でもコンビニ弁当みたいなのを食べてたりとか、灰皿は煙草でいっぱいとか、ソファでそのまま寝ちゃったとか、結構狭い部屋とか、憂さ晴らしひとりカラオケ(ちなみに歌っていたのはバービーボーイズ)とか、妙にリアルなんですよ。

1本の電話から、不思議な女の子に出会い、忘れていた過去を思い出すという展開、彼女の正体は、正直予想通りというか、まあべたな展開だったんですが、主役が中年サラリーマンというのがね、ぐっときますわな。岩津の人の良さ、そしてずるさやある種の滑稽さがにじみ出ていて、なんかもう、良かったんですよ奥さん。

パンフレット(寺脇さんのインタビューはありません。悪しからず)の監督インタビューによると、監督としては、薫ちゃんよりも、「私たちが好きだったこと」のロバちゃんだそうです。それよりも、寺脇さんが歳を取った分、今しか出せない悲哀が出ていると思いますが。また、「寺脇さんは無駄なNGを一切出さない」ともおっしゃってました。「相棒」でも、芹沢役の山中さんがそうおっしゃってたし、寺脇さんって凄いのね、と何をいまさら的なことを思う私でございます。

ここからネタばれかも。

さて、神戸についたばかりの時、岩津と香奈(寺島咲ちゃん)は、眠る為にラブホに入るんですが、香奈は眠らず、布団をめくって岩津の腕にそっと触れるんですね。最近、映像では観られていない、色気のある寺脇さんでしたが。いや、萌えポイントなだけかも(笑)。とにかく、ある意味必見でございますよ。
その後、香奈は下着姿で岩津と一緒に眠るんですけど(ゲッとなる岩津がベタベタでツボです。腹が割れているのは確認出来なかったよ)、その後の展開を考えると、あれはどっちだったんだろうと思う私。どう考えても香奈は昌子だよなあ。昌子が娘に聞かせたことは、もしかしたら彼女の妄想だったのかも知れないし。手をつなぐシーンもあって、そこが好きです。

ここからはOKです。予告編の範囲内。

予告編でもあったとおり、岩津が涙を流すシーンがあるんですが、これがまた、かっこ悪い泣き方なんですよ。先日の「相棒」でも、薫ちゃんが泣いているけれども、あれも子供みたいな感じでしたが、もっともっとみっともない感じがしてね。それが良いんですけどね。

映画はファンタジーで、悲しくて、それでも確かに明日があるような作品に仕上がっています。ちょっとぐっときたよ。音も、映像も良かったです。それから、寺島咲ちゃん、先が楽しみな女優さんです。寺脇さんの中学時代を演じた松下優也くんは主題歌も歌ってるんですが、全然違う!歌は非常に大人です。上田結ちゃん、清水くるみちゃんは垢抜けてなくて(すいません)良いの!特に結ちゃん、決して上手じゃないですが良かったです。

寺脇さんも忙しいので(舞台もあるし)、本公開の時にどの位宣伝に出られるか判らないですが、この映画について話されているのを是非聞きたい。サンテレビ映らないけど。これまでの役の中でも、かなり好きです私。回想以外はほぼ出ていて、完全に岩津目線の映画なので、是非とも観てちょうだいよ。おいら、本公開でまた観に行く所存ですよ。舞台挨拶は絶対行けそうにないが(涙)。それから、草野陽花監督は、てっきり女性だと思っていたのだが、男性でした

さて、ここまで読んでくださったあなた、ありがとうございます。久々に熱く語ったよ。中年男の悲哀に弱いし。ただ、37歳は流石に無理かもと思った俺。衣装は、スーツ以外ほど良くださかったです

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