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三浦しをん「桃色トワイライト」

桃色トワイライト (新潮文庫) 疲れている時や苛々している時には三浦しをんのエッセイを読むべし。馬鹿馬鹿しくて脱力するためでございます。彼女は私と同い歳で、多分なオタク気質があるので、常々シンパシーを感じている次第です。私は○モ漫画は読まないが。と、思っていたら、この本のなかで、彼女がオダ○ョーファンだと判明。おお、私もだよ!だからこそデジカメはIXYにしたよ!キ○タクよりオダ○ョーだよ!!と、何の役にも立たないことで嬉しがってみました。

彼女は水谷豊も好きなんだそうですけど、恐らく「相棒」もそっちより(笑)で観てるんだろうなあ、と余計なことを考えてみる。しかし、三浦さんの男性の趣味はある種一貫性があると思ってたんだが、豊さんだけどうも判りません。

全然関係ないですが、私が付き合っていた歴代の男子たちは、皆顔の系統が同じことが判明。男前皆無(すいません)。顔で選んだ訳じゃないのだが、成程な、と自己完結。ちなみに、三浦さんは私が足元に及ばないほど、自己完結の天才だと思います。エッセイはそれが顕著に出ていると思います。
ついでにもう一冊。

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北尾トロ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫) はまって観てる、「傍聴マニア」の原作本。連載のために裁判を傍聴し始めた著者が、どんどんマニアになっていく様子が判ります。最初だから無駄な動きが多いとか,離婚裁判はくらーくなる、とか、女子高生が来ると張り切る裁判長、とか、事件ものというより、人間ドラマ。

「傍聴マニア」初回で出てきた、人を轢いてしまった被告人が着ていた、ドクロのTシャツは、ほんとにあった話なんですねー。おもしれえ。
オウム裁判も傍聴している北尾氏ですけども、だらだらしちゃって駄目らしい。長引くとそういうものか。しかも、金のためにわざと弁護士が長引かせることもあるらしく、なんという税金の無駄遣い。

この本には、先頃覚せい剤取締法違反で2度目の逮捕となった、田原成貴元騎手の公判の傍聴に行った話も書かれてます。田原、やっぱ変過ぎる!トウカイテイオーで勝った時の男泣きを覚えているだけに、( ゚д゚)ポカーンな私。読んでるだけなのに。それにしても、先日のドラマ「さよならが言えなくて」を観たこともありますけど、薬はほんとに再犯率が高いなー。のりピーはどうなるやら。

巻末に収録されている、傍聴マニア座談会は必読。すっげえ笑えます。恐るべし、傍聴マニア。

飯田裕久「警視庁捜査一課刑事」

警視庁捜査一課刑事
この本、随分前に、東映の「ゴンゾウ」のHPで紹介されていたのです。ずっと忘れていたりなんやらで、ようやく手にとりました。

私は刑事ドラマ(というより、水曜夜9時のテレ朝の刑事ドラマというべきか)が好きですが、そんな方には是非。それから、警察に不信感を抱いている方も是非。
著者の飯田さんは、「ゴンゾウ」をはじめ、「米沢守の事件簿」の警察監修をされている方です。「ドラマだから、7割が嘘でも、3割のほんとうで、リアリティが出る」というようなことをおっしゃってます。確かにそうかも。

さて、この本は、飯田さんの警察官時代を書いたノンフィクションですが、彼はまだ40代だったんですね。勝手な思い込みで、警部クラスの方だと思っていたのですが、そうではなく、最終の階級は警部補、しかも、出世にはあまり興味のない感じ。あとがきで、内野さんが演じた「ゴンゾウ」にそっくりだといわれたそうですが、マニュアルに捉われない姿勢が、そんな感じです。

20代前半で刑事の研修を受け、捜査一課に配属され、刑事としては順調のように見えますが、相次ぐ親友の死や被害者家族との交流で、警察を辞して、今の仕事に就くという、別の角度から見れば波瀾万丈の人生だといえると思います。特に、親友との別れは、泣けてきました。人生は一度きり、時間は作るもの、刑事でなくとも常に心に置いておきたい、当たり前なんだけれど重たい言葉です。

単純に、刑事って何してんの、という好奇心を満たすのにもおすすめです。逮捕したらそれで終わり、という訳ではないのですよね。

石井竜也「イノセント」

石井竜也の半生を綴った本らしい。その昔、「アートの祭り」(幻冬舎文庫)という本がありまして、それも読んだんですけども、その頃から10年以上経過しているせいか、ちょっとは大人になってらっしゃる気がします。
この本は、インタビューをそのまま本にしたのか、同じことを繰り返しいっている箇所が結構あって、読みづらい面もありますが(本人が書いたほうがまとまっていたのでは、と思う)狙いだと思うことにするよ。

数年前、石井ファンだった頃、前年の焼き直しツアーをやられてとほほ、となり、どんどん石井氏から離れていったのですが、今も、別れた昔の彼氏の様に、嫌いにはなれず、気になる存在として君臨しております。明るいカールを演じつつ、実は暗くて変わり者、なんだかんだいって常識人、というのが私の石井像。恐らく大体合っているかと思われ。

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三谷幸喜「ありふれた生活7 ザ・マジックイヤー」

 ようやく出た、「ありふれた生活」の新刊。一昨年の「コンフィダント」の話題からスタートしているところがもうね、三谷さん忙しいんだなあといった感じです。「コンフィダント」の頃、朝日の夕刊を買いに走っていたのが懐かしい。オンタイムで読みたかったので。千秋楽バナナ事件(って、大袈裟か)は楽しい思い出です。びしょびしょのシュフネッケルが、ゴーギャンゴッホスーラに総ツッコミを受けていたのも。

実をいうと、三谷さんの作品をそれ程観ている訳ではない私ですが(映像は、きちんと観ているのは「王様のレストラン」と「ラジオの時間」くらいかも)、このエッセイは大好きなのです。

「コンフィダント」や「グッドナイト・スリイプタイト」の様な作品が大好きですが、ばりばりのコメディも舞台でまた、観たいものです。

群ようこ「三味線ざんまい」

 群ようこのエッセイは、最近とんとご無沙汰だったのだが(おばさんが垣間見えるからかもしれん。最近辛くなってきた)、こういう趣味系のエッセイは大好きで良く読んでます。この本は、彼女が三味線と小唄のお稽古を始めてから、名取式までの道のりを書いたもの。

以前、「きもの365日」というエッセイがあったのだが、時系列としては、ちょっとリンクしている模様。群さんは、覚えちゃすぐ忘れる自分を呪いつつ、お稽古に精を出してます。こういう邦楽には楽譜がないことを初めて知ったよ。確かに、昔はiPodはおろか、テープさえないもんなあ。口伝で覚えるしかないのですよね。この本の中にも三遍稽古についての記述がありますが(三遍稽古と書かれている訳ではないが)、その辺、落語にも通じるのかも。落語は基本、今でも録音せず、三遍稽古で覚えるそうな。

私は三味線はさっぱり判らんちんなのだが、「ちりとてちん」のお陰か、ジャンルは違えどすっと入ってきました。これは、親本が2005年発行なので、あれから3年。群さん、きっともっと上手になっているんでしょうね。

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