「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」
- April 22 ,2007 00:12
- カテゴリー : ESSAY&etc.
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字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ
映画字幕翻訳者、太田直子著。
映画字幕翻訳者、太田直子著。
寺脇さんと相ちゃんの対談目当てで買った「Invitation」に書評が出ていたのを読んで、買ってみました。
私は滅多に映画を観ない(洋画となると更に観ない)ので、映画好きとはいえないのだが、この本は非常に興味深かった。文章も判りやすいし(たまにひとりボケツッコミがあるのが嫌ですが)、一気に読めます。
太田氏いうところの、「字幕屋」で思い浮かべるのは、私の場合戸田奈津子さんのみ。要するに、超有名人しか知らないのだった。
私は英語が出来ないので、映画を観る時は字幕が必須。吹き替えはあまり好きでないので、テレビ放映以外は字幕で。たまになんじゃそら、と思う言葉もありますが、あまり気にとめないので、この本にあるように、感動させる為に捻じ曲げられると非常に困る。ちなみに、なんじゃそらと思うのは、「ツラい」等の変な片仮名遣いと、死語じゃ?と思われるいいまわし。「イカれた野郎だぜ」なんて翻訳だったら吹き出すよ。2007年現在、そんなのないと思いますが。
いちばん興味深かったのは、文脈の話。表情だけで理解出来る筈なのに、そこにナレーション字幕(っていう言い方はないだろうが)を入れろという、お節介を頼まれるらしい。そんなの映画をちゃんと観ていたら判るだろうし、観た人の感じ方次第だろうよ。その作品を観た後に、自分なりに考えられるのが良いところだと思うのに。万人が同じ受け取り方をしたら、そっちの方が恐い。頼みますよ配給会社の方。
映画が好きな方へも、そうでない方へも面白い1冊だと思います。

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