鷺沢萠「月刊サギサワ

月刊サギサワ (講談社文庫)月刊サギサワ /鷺沢萠
かなりひさしぶりに読み返しました。鷺沢さんのエッセイを読むと、今でも寂しくなります。この本は、10年以上前に書かれたものですが、めちゃくちゃ若い。日記エッセイだということもありますが、後年のものとは、文体も随分違いますね。そして、このあたりのエッセイはまだ、お気楽さが残ってます。
ただ、この間に韓国に留学しているので、大切な3年間(エッセイのなかで流れる時間)といえるでしょう。

ところで、このエッセイの中には、いくつか芝居を観たという話が出てきます。伊丹んこと、川原アニキの名前まで。この頃から既に「川原和久さんは、相変わらず恐い顔をしていた」とか書かれてるよアニキ!
それにしても、鷺沢さんは後年、芝居を書いたりもしているのですが(1作目にはまだ前の名前だった加藤虎ノ介氏も出ている)、好きだったんでしょうね。単純に。ショーマの作品は勿論、「また逢おうと竜馬はいった」や、「彦馬がゆく」(サンシャインボーイズ時代)、扉座の舞台も観ているもの。初めて読んだ時は、私は芝居に興味がなく、読み飛ばしていたのですが、改めて今読み返すと、へええええ!!ってなもんです。今ならHPからばんばんメールで、芝居の話も出来たのに。と思うと悔しくなります。

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