山田詠美「学問」

 学問 / 山田詠美
愛してやまない作家、山田詠美の新刊は、長篇でございます。

仁美、テンちゃん、千穂、ムリョの幼なじみ4人を中心に描く、エロい小説だと思います!

新潮社のHPの豊崎由美氏の書評に手を打つ私。だから学問。エロい小説だと書きましたけど、エロ小説じゃありません。エイミー様の小説の言葉は、いつも美しいので。

主人公である仁美(フトミと呼ばれる)も、社宅のお隣に住む千穂も、ごく普通の女の子だと思います。ですが、テンちゃんこと心太は違う。皆が彼を好きになってしまう、めちゃくちゃかっこいい男の子。エイミーの小説の男の子は皆かっこいいんですが、心太のかっこ良さは、うまくいえませんが、また違う気がします。何でも自分のものにしてきた彼が(それは、お金では買えないものです、勿論)、初めて手に入らないものがあると知った時、仁美のとった行動とともに、凄くせつなくなったもの。

良い小説を読みました。大人におすすめです。挿入される、死亡記事も切なさに一役買ってます。

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